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みそろぐ

140字からあふれたものたち

「大切なお知らせ」恐怖症はなおらない

好きだったバンドが解散を発表した。『好きだった』と過去形にするのがただしいのか、別に嫌いになったわけでもないけど、昔ほどは熱心に音源を聞いたり情報を得ようとしていた訳ではなかった。

バンド音楽を好むようになってから、メンバー脱退、失踪、死亡、活動休止、解散したバンドは山のようにあった。今回のように前向きだと公言してツアーを完走して解散したバンドもある、メンバーが突如失踪して見つかったと思ったら解散したバンドもある、いいライブを見た数週間後に「実はメンバーに手を挙げたりするほど関係が良くなかった」と言って解散したバンドもある。

何年経っても、何回聞いても、解散しますと言われた時のこの気持ちを表すことばが見つからなくて困るなあ。さみしい、やるせない、くやしい、かなしい、ぜんぶ混ざった気持ちだなあ。

最後の舞台が野音なのは意外だったけど、きっと素適なライブをするんだろうなとおもう。「バンドは無くなっても音楽は残る」といえば聞こえはいいが、それは同時にとても残酷だ。

6月に見るのが楽しみでもあり怖くもあり寂しくもある。永遠に来なければいいとさえ思ってしまう。棚に揃えたCDを見ながら暫くぼんやりしてようと思います。