Blue, under the imagination

「先へ行くには想像力が必要だ」

「FAKE MOTION -卓球の王将-」オンライン舞台(朗読劇) 「名⾨薩川⾼校 -3年⽣が2年⽣に残すもの-」

 

島津(と松陰)に気を狂わせている島津の中の人(超特急 カイくん/小笠原海)のおたくなのでそういう人間の感想です。

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https://twitter.com/fakemotion_pj/status/1284394759541276673?s=21

 

ストーリー(あらすじじゃないよ!結末が書いてないだけのまじのストーリーだよ!)はこちらから。

fc.fakemotion.jp




朗読劇、配信とはいえ「舞台」に近いからかな、島津の回りくどい喋り方や立ち振る舞いがドラマより自然に見えた。なんだろうな間の取り方かな。けっこう独白も含めてひとりで喋ってる時間も長かったんだけど、あんまり台本を読んでいる感じがなくて。3年生3人がワチャ!ってなってても(可愛い)島津が喋るとちゃんとスッ…て場が締まる。贔屓目かな~でも贔屓だからしゃあない!好き!(脳死

 

ラジオのお仕事でも思うけど、かいくんの声とても聞き取りやすい。声を張るわけでもないのにしっかり届く声だ。デェチュキ…



▼島津と松陰

島津、割とずうっと表情が柔らかくって、エビ高との試合が終わった後の顔だ…って思った。特に西郷に接するとき。責めるでも鼓舞するでもなく、語りかけるっていうか寄り添うような話し方をしていて、やさしさが滲み出てた気がする。演じてるかいくん自身も「島津はいいやつ」って思ってたみたいだから、そういう根っこのところが「島津は優しい」ってセリフもなく、かいくんの声と表情でちゃんと伝わってくるの、めちゃくちゃいいなと思う。

 

途中で小松に「西郷に自分を重ねているのではないか」って言われてまあ図星っぽいんだけど、それでいくと、自分と重ねた西郷に柔らかい表情でやさしく接しているって事実、めちゃめちゃやばくないか…?大切な松陰に重ねて、だったらまだ分からなくもないんだけど、その表情が過去の自分にも向けられていたとしたら。島津は松陰を失いかけた時、ほんとうはどうしたかったんだろう…ええ…泣いちゃうよ…。

 

松陰と対峙できなかった過去を悔いて「自分を守っていたのだ」って言うところでかいくんがギュ…って台本握りしめる音が聞こえてさ~~~!島津はそうやって自分を責めるような物言いをしたけど、かいくんの解釈も加味すると松陰の為にはエビ高に牙を「向けざるを得なかった」わけで。島津自身の選択は逃げだとは思えないんだよね、むしろ自ら課された運命に立ち向かって傷ついてるみたいに見えるんだもん。まじで報われない…と思ったけどたぶん松陰に対して報いとか求めてないんだよね。かいくんも何度も松陰に対しての島津の感情を「愛」って表現してるんだけど、島津の愛って残酷なくらいに一方的なんだよな。

 

この前に西郷と話しているときに、「人の心が読めたら生きるのが楽しくなくなる。そこまで悲しい才能は持ち合わせていない」って島津言うんだけど、それは松陰に対してもそうだったんだろうな。島津は自分がそうしたいからギフテッドを得たときも、エビ高と試合した時もちゃんと「選んで」きたんだろうけど。そんな島津がはじめて松陰の気持ちに思いを寄せて、確かにそこに自分の存在があったことを分かったのが「松陰は自分自身のためではなく、私のために戦ってくれたのだ」っていうあの独白だったんじゃないかなあ。

 

島津が松陰のこと「唯一無二の親友」って明言したのもぐっと来た。ゆいいつむに、だよ、島津にとって松陰の代わりっていないんだよな。オイ聞いとるか松陰?!出てこんか?!頼むぜ北村匠海




▼3年生たちとのこと

3年生3人にこんなにぐっとくるとは思わなかったよ。島津に松陰との確執を指摘するのが小松ってめっちゃびっくりしたけどそれはそうだよね、小松って「部員がピンチの場面などでは喜怒哀楽をあらわにする熱さを内に秘めている」って評されてんだよね島津に。リーチの時も島津にふつうに物申してたもんね。島津に「ほんとはすごく辛かったんじゃないのか」って言葉にした小松、すげえかっこいい。

 

で、小松が島津に切り込む後ろで海江田が「おい、小松、その話は…」って止めかけてるのよ。個人的に島津と海江田の関係性もけっこうすきで、海江田って「俺はずっとそばで島津を見てきたからな」って自負してるけど基本的に島津のことを見守るスタンスなんだよね。だから島津の気持ちに気付いていながらも、きっと島津から言い出すまで待つつもりだったんじゃないかなあ。島津にとっても海江田の存在ってちょっと特別だったんじゃないかな。「海江田、お前まで…」ってちょっとびっくりしてたもんね。

 

「別れて泣くのがこわい」って独白する島津、あまりにも等身大でめちゃめちゃ衝撃だった。そう思っている時点でほんとうはみんなのことをちゃんと友達だって認めてるんだよなあ。

 

あとシンプルにリョウガさんの声がめちゃめちゃに良かった。立ち姿はチワワなんだけどサ。



▼アフタートークとかいくんと島津のこと

見られなかった回のアフトは身内のレポで補完させてもらってるんだけど、かいくんが「松陰をおもう島津」のことが大好きなんだなってビシバシ伝わってきて画面の前でギャー!て声出た。これはガチ。

 

かいくんが演技するときって憑依型というより俯瞰型だよなあと思っていて、役そのものになるというより、別の世界で生きているそのキャラクターに寄り添うというかんじ。「島津だったらこうすると思う」みたいな発言をインラでもよくしていたので、アフトの質問コーナーでも「島津的にも」って発言がちょいちょい見受けられて涙ちょちょぎれた。島津のことを愛してるんだなと思ったし、島津として松陰のことがほんとうに大事なんだと思って演じていてくれたんだな…愛…LOVE&LOVE…。

 

これは完全に中の人のおたく目線ですが、撮影は1年前にとっくに終わっていて、しかも超特急演じる薩川はドラマで重要な立ち位置にあるにも関わらず放送前後のあらゆるインタビュー媒体にほとんど居なかったので(なぜ)(忙しいよね)(しょうがないよね)、かいくんがおうちで超特急期間のインスタライブで積極的に話題に出してくれたり、インスタ更新してくれたりしたことでいっそうドラマを楽しめたんだと思う。そういうことができるかいくんってすごいな~ありがたいな~~~!



▼「ら」が言えない島津あき…

可愛いオブザイヤー2020。ピザでも寿司でも好きなだけ食いな!!!



▼本日ドラマの円盤発売です

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▼ドラマの感想

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上半期こんなに気が狂うはずはなかったコンテンツ、まじでさいこ〜〜〜〜だよ