Blue, under the imagination

「先へ行くには想像力が必要だ」

ONE N' ONLY「ONE N' SWAG ~All out~」

2024.4.27

パシフィコ横浜

 

 


1曲目からそれまでのよんななと全く違う、しかも新曲ぶっこまれて、地方とは全くの別のモノをやろうとしてるんだなと思ってびっくりしたし、どきどきもした。地方は頭と最後がHook Upで固定だったから、自覚ないうちに慣れた感覚でいたんだなー。

あまり細かい表情までは確認できなかったけど、ガチガチってよりかは凛々しく、気合い、決意、やり切ってやるぞというようなものに見えたし、そういう表情を引き出すような1曲目だった。

 

I’M SWAGからのYOUNG BLOODまでの流れは「これがワンエンらしさ」を前面に推しだすような流れだった。Depatureの時もだったけど、やはりI'M SWAGは「はじまり」という気持ちになって良い。Categoryでも思ったけど、手を挙げる振りでSWAGのペンライトが揃うのも広い会場だと圧巻だった。そしてこういう曲のサビで聞こえる玲くんの声がとても好き。ソロパートではないけど、Categoryのサビとか刺さるようなキレのある高音がよく映える。ワンエンの曲はボーカルラインは特に高いキーで歌うことも多いけど、パシフィコでも玲くんの声はまっすぐ伸びて届いていてとてもかっこよかった。


YOUNG BLOODのあとのBeautiful、繋ぎとしてあまりにも完璧な選曲。ぱっと明るくなって柔らかくて甘い声で歌う玲くん良かった。

 

QUEEN→What's Your Favorite?は意図されていたのか分からないけれどUNITEツアーと同じ流れ。QUEENのマイクスタンドパフォーマンスは同じ。スタンドが見えた瞬間、玲くんのめちゃくちゃ好きな手つきをする「そしてshow me real your eyes」のところを思い出して、見逃さずに目に焼き付けられて良かった。他のひとと全然違う動きしてたんだもん。玲くんってこういうしっとりした表現が上手だなあ。


You are、哲汰くん、永玖くんと声が重なって最後に玲くんの声が重なった瞬間にぶわっと深みが増して、鳥肌が立った。ふたりよりすこし低くて、ざらついた吐息を混ぜたような質感の声は玲くんの持つ唯一無二だと思う。通常パフォーマンスするワンエンの曲ってあまりハモりに振っていない印象がある分、こうやって聞かせにくるとボーカル組の技量にシンプルに感嘆してしまうな。哲汰くんと永玖くんのふたりは特に、この1公演のなかでたくさん遊びの幅があってどんどんすごくなるんだなって思った。

 

最後、口許に手のひらを持っていって香りを確かめるようにする振付のところ、表情、よんななでは上手から見ることが多かったのではじめて下手からがっつり見られてよかった。とても穏やかで柔らかかった。口角ちょーっと上がるんだよね。ミドルバラードではあるけれど悲しくはなくて、愛おしく、慈しむような玲くんの表現がだいすきな曲。


You areのあと間髪入れずにOPEN、情緒おかしくなるセトリ順。よんなな通して玲くんのダンスがだいすきになった曲。Aメロでセンターに出てくるのもかっこいいし、激しいだけじゃなくて颯斗くんのパートの「say」ってワードで口に手を当ててたり玲くんの歌詞を掬うような細かい表現がこういう曲でも見られるの楽しんだ。


DOMINOの最後のほう、MVでもセンターに出てくるラップっぽいパートやっぱり玲くんだったー!!!大喜び。やっと見られた。こういう強い声も出せるのすごい。


Set a fire、「いつも狙う最短距離」で静岡組が上手でシンメになって、「踊るときは華麗に」で颯斗くんが楽しそうな表情で玲くんのこと見てるのめっちゃ良い。角度的に玲くんがちゃんと颯斗くんと目を合わせられていたかは自信がありませんでしたが……。カカッカ~のコールのところも毎回声出してくれる玲くんが好き。そのあとの「ついて きて こい yeah」の甘さのある歌い方も。


本編ラスト、Hook Upかと思いきやEVOLで終わるの最高すぎる!EVOLって後のEPには収録されたけど配信リリースだったし、特段プロモーションされていたりバズっていたわけではない曲だと思っていて。でも、確実に周りを巻き込んで短い尺でボルテージを上げていけるし、アウトロのおかげで次に繋ぎやすくもあるんだよね。ということを12月9日のリリイベファイナル、いつもより1曲多くやります!で追加されたEVOLがショッピングセンターまるごと揺らすくらいに盛り上がっていたのを肌で体感したので、All outの本編がEVOLで終わるのすっごいブチ上がり申した。

サビで2回目のヘイ!のあとに玲くんのパートでそのままペンライト振れるのめちゃくちゃ幸せで楽しい。というかこの曲でDOMINOのリリースに繋げた颯斗くんの嗅覚って何より信頼できるな。話が逸れました。

 


客降りって別に求めてはいないんだけど、演者側のひとりも置いていかないよ、ひとりひとりが大事だよってマインドを行動で表してくれてるのかなとも思える。「3階席まで見えてるよ~!」って言葉で言ってくれるのもうれしいけど、時間ギリギリになりながらも上まで来てくれるのもうれしいもんね。玲くんも前に言葉より行動で示したほうが~(ふんわりニュアンス)って言ってたし有言実行だね。よんななは小箱ばかりだったから、物理的にすこしでも距離を縮めたい思いもあったのかなというのは勝手な予想。


Call meの最初、「今日はどうだった How are you today?」で\HAYATO DAY!/って言えるの、もう颯斗くんが言われるの待ちになってるのかわいくって通路にいた颯斗くんに向かって全力で言っちゃった。かわいい。でもね~~~玲くんパート「まだ先へ 行こうぜ」の後に\僕ら同じ星の上/って歌えるのもだいすきなんだけど、客降りで歌うの間に合ってなくてそこだけ悔しかった~!悔しかったからまたやって~~~!手振りが楽しいし、これも割と後ろノリだから今となっては2023年の楽曲の流れ汲んでるなーって思う。いい曲。


本編でGIFT、アンコールで先にCall meが来ていて、この2曲もワンエンのアンセムだと思っているからもしかしてMy Loveってやらないのかなと思っていたので最後に聞けてとっても嬉しかった。

My Loveはなおくんを筆頭にワンエンが「SWAGだいすきー!」って届けてくれる楽曲だと思っていて、そういう屈託のないまっすぐなところが好きなところのひとつだった。だから満員のパシフィコでSWAGに合唱を求められたとき、こちらからも「だいすき」を伝えられたようで、また向こうからも求めてくれたようで嬉しくて、あたたかい気持ちになった。玲くんが歌うAメロ、いつもみたいに下手から上手へゆっくり歩いて客席を見渡しながら、ホールの上の上まで届くように丁寧に歌っている姿が印象的。やっぱり玲くんの歌がなにより好きだなと毎回実感する曲。これは自分語りだけど、玲推しになるきっかけになった曲。

 

ラストで6人で作るでっかいハート、この世でいちばん幸せなハートだな。

 


よんななツアー中、何度も「ほんとうに全国にSWAGがいるのか、来てくれるのか分からなかった」というような趣旨の発言を聞いていて、オタクからすればんなわけないやん?!自信持って?!と返したいところだけど、過去の集客やSNSへのレスポンスの数字だけを見ていれば確かにそう思うのも無理はないのかもしれない。最後の颯斗くんの挨拶を聞いて、現実ってそうだよなってちょっと打ちのめされたし。だからこそ、手振りにしろコールにしろ返せるものは返していきたいし求められるものには応えていきたいという気持ちがある。あくまで自分の気持ちの範囲内でね。

 

あとね!演出ね!バルーンにレーザーに炎に銀テに、「お金がかかっていてうれしい」て思う感覚ってオタクならではだよなあ。

 


最後の挨拶みーんな良かった!よんなな終えて、デカバコ埋めて、感極まってはいたんだろうけど1曲目から挨拶まで最後までずっとメラメラしていて良かった!みんな通過点だって口にしていたけど、視線すら物理的に前を向いていたように思う。

玲くんの挨拶を聞いて熊本公演の言葉を思い出したのだけど、いちばんに誰より一緒にいるメンバーへの感謝が出てきてぐっときた。「グループじゃないと音楽やらない」と言う最年長が、「死ぬまで辞めないです」と伝えてくれる重み。今そうやって思っているってことがうれしい。涙を見るなら嬉し涙がいいなあなんて思っていたことが烏滸がましいくらいに晴れやかな表情で、ワンエンの玲くんを好きになれてよかったとしみじみ挨拶を聞いた。あんまりニコニコしてるから、わたしもびっくりするほど涙出なくてニコニコになった。

最初に"よんなな"というかわいらしい愛称をつけてくれた謙信くんの素直な言葉も、みんなもおつかれさまって言ってくれる颯斗くんのやさしさも良かったな~。

 


まだまだSWAGとしての自我芽生えたての赤ちゃんだけど、この日の公演にだいすきな友だちと入ることが出来て、自分の目で見ることができて良かった。

 

改めて47公演ほんとうにおつかれさまでした!

そして6周年おめでとうございます!

だいすき!


秋ツアーも来年のガーデンシアターもたのしみだなー!

 

 

 


01. Fight or Die

02. I'M SWAG

03. Shut Up! BREAKER

04. Category

05. YOUNG BLOOD

06. Beautiful

07. QUEEN

08. What's Your Favorite?

09. DEJAVU

10. ALL OUT

11. Turn it up

12. Set a Fire

13. L.O.C.A

14. LA DI DA

15. Sexy Beach Party Yes!!

16. DANCE BREAK

17. DOMINO

18. Video Chat

19. Freaking Happy

20. Nice Guy

21. HOLIDAY

22. GIFT

23. You are

24. OPEN

25. Hook Up

26. EVOL

<アンコール>

27. Step Up

28. Call me

29. My Love

 

ONE N' ONLY、“すべてを出し切る”47都道府県ツアーファイナル!SWAGの熱狂に「死ぬまでやめない」(ライブレポート / 写真46枚) - 音楽ナタリー